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ルカワ7つ目のファウルの話

ルカワ7つ目のファウルの話

・山王戦の終盤にある流川のファウルについて。原作ではちょっとコミカルな感じで描かれているから少しスルーしがちなところではあるけど、ザファでは流川が明確な意思を持って沢北にファウルをしたというのがよく分かり、それによって花道がコートインしたというのは、ザファで流川のファウルの意図をしっかり描きたかったのかな…っていうのが伝わってくる。

・ザファでは審判の席がよく映しだされるけど、ちゃんとファウルの数もしっかり描かれているんですよね。流川がファウルした時は7で、次回からファウルすると相手にフリースローが与えられるという。

・先ほどバスケ経験者の方がTwitterでより詳しくこの話を解説されていたが、堂本監督が木暮が交代の準備をしているのと花道が限界を迎えている姿を見て、終盤の疲弊している状態であればファウルが起こりやすいから、花道を入れておいた方がファウルが起きやすくフリースローのチャンスがあるという面も考えてタイムアウトを取らなかったのもあると思うとあって、よりラストの解像度が高まりましてね…

・負傷した花道を入れるという事はいろんな面でリスクしかないのに、それでも流川はその花道を入れておくことが勝利に繋がると考えていたという…

・それをファウルの数をザファでしっかり描くことで、30年越しに凄いアンサーを出してきたってやつですね…神よ…

・花道って素人でバスケのルールをあまり理解していないだろうから、この時の流川の本当の意図って分かってないと思うんですよね。何ならこんな時でもムカつくこと言いやがって!って思って出場したというか。

・花道がこれからルールとか覚えていくうちにファウルの内容も分かって来て、しばらく経ってから花道が「ファウル7つ超えたら相手フリースローなのか、ヤマオー戦の時けっこうファウルしてた気ィするけど何回だっけ?」って聞いたら流川が「…7回」って返して。「おめーあん時ファウルしてたよな、ヤバかったじゃねーか」って言うんだけど、流川が「テメーを出したかったから」と話すことによって、初めて流川の真意をしるの…えっ…めちゃくちゃヤバくないですか…

・花道って流川のことムカつく!嫌いだ!とか言いながらも、流川の視界に入りたくて、流川にとっての一番でありたいって思っていると思う。本人は認めたがらないだろうけど。でも、ヤマオー戦の時にあった「誰かに必要とされて」「期待されて」って、無意識のうちでもどこかに「ルカワに必要とされて、期待されて」みたいなところはあったのではないか、と思っていまして。

・だからファウルのルールを知って、ヤマオー戦のことを思い出して、そこで流川の「テメーを出したかった」という言葉によって、花道が流川に「必要とされて」「期待されていた」ことに気づくの、めちゃくちゃ…良いなって……

・原作ってやっぱ流花の壮大な両片想い話だよね…?

・これの話、本にしたい…(しました)畳む

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